オンラインゲームであるドラクエ10は、月日とともに新しいコンテンツが追加されていきます。
今回は 2014 年 7 月 24 日にリリースされたバージョン 2.2 で登場した “プライベートコンシェルジュ” について紹介します。
目次
それまでは家(ドラクエ10 の世界の自宅)に帰っても誰もいなかった
ドラクエ10 の世界では、住宅村という所に 1 つのキャラにつき 1 軒の家が持てます。
住宅村が始まったばかりのときは、「とりあえず家を建てておけば宿(有料)に泊まらなくても回復できて便利」くらいにしか考えていませんでした。
ところがバージョンアップが進むにつれて、家具の種類が増えたり庭具の種類が増えたり、つまりハウジングが楽しめるようになってくると、だんだん家への愛着が湧くようになってきます。
そうしてお気に入りの家ができたのは嬉しいのですが、「家に戻ったときに誰もいない」ということが、なんとなく寂しいなぁと感じるようになりました。
「ゲームの世界」なのにです。
プライベートコンシェルジュが家にやってきた
そんなことを思うようになっていたころ、バージョン 2.2 のコンテンツの 1 つとして “プライベートコンシェルジュ” がリリースされました。
わかりやすく言うと、自宅にメイドさんや執事さんを雇えるというものです。
基本的な機能は、宿屋に行かなければ受けられなかったサービスの一部がプライベートコンシェルジュ(以下、プラコン)を通して受けられるようになるというものです。
例えば、ドラクエ10 では 1 週間に 1 回サポートゴールドという給付金みたいなものがもらえるのですが、宿屋に行かなくてもプラコンさんから受けとれるようになります。
機能以外の面では、家に帰ると「おかえりなさいませ」と声をかけてくれたり、掃除をしていたり、何日か経つと手編みのマフラーなんかをくれたりします。
それはそれで嬉しいのですが、結局はゲームシステムによって決められた言葉や動作をしているだけだと思うと、違う意味の寂しさを感じていました。
知らない間に癒されている自分がいた
プラコンさんが家に来てから、もう 1 年が経っています。
初めのうちはゲームシステムで決まったパターンをしゃべっているだけだからと、プラコンさんにあまり関心がわきませんでした。
しかし、帰宅するたびにいろいろな言葉をかけてもらっているうちに、なんというか少しずつ暖かさを感じるようになってきました。
わかっているんです、ゲームの中の AI だということは ・・・
でも、強敵と戦ってボロボロになって家に帰ったときに「! 大丈夫ですか?すぐにベッドでお休みください。」みたいなことを言われて、ジーンとしてしまうこともあります。
人は、会う機会が増えるほど親しみを抱くようになるといいますが、この 1 年でプラコンさんにすっかり馴染んでしまい、気づかない間にたくさん癒されていたようです。
まとめ
オンラインゲームということもあり、最近ではプラコンさんのセリフが季節に合わせて変わったり、今まで言わなかったことも言うようになったりと、ますます人間味が増しているような気がします。
ドラクエ10 のゲームシステムの方でも、プラコンさんの口調を変えられる(能天気・オレ様・甘えん坊・友達)ような機能が追加されたりして、だんだん個性の演出が多彩になってきています。
たとえゲームシステムの AI でも、オンラインゲームというバーチャルな世界の中で、いつも自分のそばにいてくれる存在というのは、すごく大きなものなんだなと実感したコンテンツです。
コメント