新しいカテゴリを増やします
今日から新しいカテゴリとして「気になるもの」を増やしてみます。
子供の頃、よく連れていってもらったデパートに「王様のアイデア」というお店が入っていました。
そこに行くと、普通のおもちゃ屋や雑貨店にはない、少し変わったものがが売っていました。
あまりに昔の話なので、具体的な商品をなかなか思い出すことができないのですが、例えばハンディタイプのスーツのほこり取りで、ボタン一つでヘッドがぐるっと回転するため、ほこりを取る方向が変わっても、持ち替える必要のないようなものがあった気がします。
このような「ちょっとしたアイデア」を活かした商品が並んでいたため、デパートに行くと親の買い物にはついていかずに、その店のショーケースをワクワクしながら見て過ごしていました。
現在でも、そのようなアイデア商品はいろいろと出ていますが、便利そうだなとは思っても、ワクワクする気持ちが起こるものに巡り会う機会はそれほど多くないように思います。
しかし、数年前から「KICKSTARTER」というクラウドファンディングサイトを覗き始めたところ、「王様のアイデア」のショーケースを見ていた頃のワクワク感を感じるようなプロジェクトをいくつか見るようになりました。
「気になるもの」のカテゴリでは、その中から特に気になっているものをピックアップして行きたいと思います。
鍵(キー)のいらない錠「noke」
錠前というと「鍵(キー) + 錠」でセットになっているのが一般的です(暗証番号入力方式とかは違いますが)。
ところが、見た目は「錠」なのに、物理的な「鍵(キー)」がいらないものが登場しました。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
ちょっとオシャレな感じはしますが、見た目は「錠」です。形としては正統派というか、オーソドックスだと思います。
ロッカーなどにも普通に使えます。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
ところが、この「錠」は開くための、挿してひねるような物理的な鍵(キー)がありません。
では何で開くかというと、Bluetooth を利用したスマートフォン( iPhone 、Android )になります。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
スマートフォンを持っている状態で、フックを押すとロックが解除されるようです。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
開発側も、上の画像のように自転車で使うことが多いと予想されているようで、自転車用のセットも用意しています。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
もちろん、外で使うことも十分考慮されているようで、水に対しても強く、強度も十分なようです。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
これは中の構造です。意外とシンプルですね。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
このプロジェクト見たときに、真っ先に思ったのが
- スマートフォンを忘れたり、なくしたりしたとき
- スマートフォンのバッテリが切れたとき
は、どうやって開くんだろうということでした。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
そこは流石というか、当然というか、しっかり考えられていました。錠のロック部分(フック部分)を自分で指定したパターンで上下させれば開く仕組みになっていました。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
上の画像の例だと「ツーツートントントン」と押し下げれば、ロックが解除されます(モールス信号みたいですね)。もちろん、もっと複雑なパターンも登録できます。
本体自身がパターンによるロック解除を持っているということは、本体にも電源を持っています(中央に LED も光ってますし^^;)。
画像:KICKSTARTER : Noke: The World’s First Bluetooth Padlock より
では、本体の電池が切れた場合は?と思ったのですが、FAQ の中に解答がありました(つたない訳ですが、大きくはずしてはいないと思いますのでご了承ください)。
「Noke のアプリ(スマートフォン側)で、いつも Noke のバッテリーレベルが表示されます。バッテリーが切れる 2 カ月前にも警告が表示されます。万が一、バッテリーが切れてしまったときでも、外部バッテリーで Noke のロックを解除できる “jump-start” という機能が搭載されていますので、ふたを開けてバッテリーを交換してください」
ということで、大丈夫なようです。
このファウンディング、すでに目標額を 4 倍も上回る額が集まっています。
投資金額によって、製品化されたときの配布内容が異なります。たくさんの投資金額パターンがあるので、主なものだけ上げてみると、
- $59 の場合:「noke」1 つとスマートフォンアプリ
- $79 の場合:「noke」1 つと「bike mount(自転車で使えるワイヤー)」とスマートフォンアプリ
- $108 の場合:「noke」2 つとスマートフォンアプリ
- $138 の場合:「noke」 2 つと「bike mount」2 つとスマートフォンアプリ
などのような価格になっています。
投資して製品がきたとしても、すぐにこの「noke」でロックしたい場所が思いつかないのですが、それでも、Buletooth という新しいテクノロジーを使った、古いけど新しい錠を、無性に使ってみたい気持ちになっています。
更に詳しい情報は下記の KICKSTARTER のファウンディングページをご参照ください。
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