ゲームの中でも経済現象

ゲーム

今、ドラクエ10(ドラクエのオンラインゲーム版)をやっているのですが、進めて行くにつれて、オンラインゲームならではの発見があります。
オンラインゲームなので、当然、人がいます(人が操作しているキャラクター)。
人がいればモノが流通して、お金*が動きます。
お金が動けば、経済現象が発生します。
このゲームをどのくらいの人がやっているのかは公式には発表されていませんが、いろいろな情報をのぞくと数十万人の規模らしいので海外の小さな国くらいの人数になりそうです。
普通にお金を稼ぐ方法としては、
・装備品(武器、防具など)や家具などを作って売る
・花や野菜を育てて売る
・食べ物を作って(調理して)売る
・依頼されたモンスターを討伐して報酬をもらう
・拾ったりして集めたモノを売る
などがあるのですが、なかにはリアルの世界と同じようにモノを動かして利益を得ている人もいます。
ゲームの中には「バザー」という仕組みがあって、作ったり育てたりしたモノをそこに出品して、他の人が買うとそれが収益になります。
ドラクエ10バザー画面
このバザーで、自分ではモノを作ったり集めたりせずに、大量に買い付けを行い、様子を見て、価格が上がったところで出品して差益を得るといったことをしています。
また、なかには賭博や詐欺行為をして、人からお金を騙し取っている人までいます(もちろん、このような人達はゲーム運営会社から厳しいペナルティをうけることになりますが)。
そして、リアルの世界でいう億万長者みたいな人達も出現しています。
所持金が多い人は、高額で性能のいい装備が買えるため、同じレベルでも強くなったり、大量の買い付けと出品でさらに儲かるといったサイクルになり、ますます一般の人との差が開いていきます。
スタートとシステムとしてのプレイ条件は同じ(ゲームに費やせる時間の差はあります)なのに、一年も経つと圧倒的な差がついている。
なぜそうなるのかを考えていくと、いろいろなことが学べそうです。
ゲームの中にはリアル世界の縮図があり、リスク無し(現実のお金がなくなるといった)でいろいろ試したり、経験できる。そんな視点で見ると、リアル世界で経済を考える上で役立つ情報が得られるかもしれません。
ちょっと、おおげさかな・・・。
お金* :ゲームの中のお金。「G:ゴールド」と呼ばれています。

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