最初にカメラに触れたのは小学生の時で、当時、父の使っていた YASHICA というメーカーのものでした。
一眼レフで小学生の自分にはずっしりと重く、とんでもなく貴重なものを触っていたという印象が残っています。
その後、自分のカメラが欲しくなり、お年玉を貯めてやっと買ったのを覚えています。
カメラのメーカー名は忘れてしまいましたが、ハーフ版といってフィルムの 1 つのコマに 2 枚の写真が撮れるものでした。
つまり、12 枚撮りのフィルムを買うと 24 枚撮影ができるわけです。
小学生だった自分には、他の欲しいものを我慢して小遣いを貯めて買うフィルム(カラーは高いので白黒フィルムです)なので、同じ値段でたくさん撮影できるのが嬉しかったんです。
景色を撮ったり、友達を撮ったり、買っていた犬を撮ったり・・・、今、目の前で見えているものが紙の上に残せるということが凄く不思議でした。
撮影し終わり、現像を頼みにお店に持って行くときに、カメラから取りだしたフィルムを見て「この中にシャッターを押したときの景色が入っているんだ」と思うと、言葉にならないワクワクした気持ちでいっぱいになりました。
現像が終わって、紙に焼き付けられた写真を見ている時ももちろん楽しかったのですが、当時は「目の前にあるものを記録しておける」ということ自体が一番の楽しみだったのだと思います。
中学に進学してからは、部活とか他の趣味(アマチュア無線とか)で忙しくなり、カメラからはめっきり遠ざかってしまいました。
社会人になってからは、たまにインスタントカメラで「パシャ!」とやっているだけでしたが、ある日、運命のカメラ(大げさですが)と出会い、そこからまた写真を撮り始めて今にいたっています。
そのカメラについては、また、別の記事で書きたいと思います。
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