よく、中国語の発音は難しいと言われています。
現時点では、まだまだ中国人との会話で自分が思っていることを十分に伝えることはできていませんが、発音に関しては、聞いていて違和感はない(日本語発音の中国語にはなっていない)と言ってもらえます。
中国語は独学*で学習していたのですが、そんなつたない中国語でも、なんとかネイティブの中国人に中国語として聞き取ってもらえているようですので(多分・・・)、自分なりの学習方法を紹介したいと思います。
* 独学で始めて、しばらくしてから素晴らしい学習教材に出会い、以降はその教材をメインにしています。教材作者の方に連絡をして、許可が出たら紹介したいと思っています。
目次
日本語にはない発音が確かにあります
中国語の学習をはじめる前に、仕事( IT でした)で中国人 10 人くらいと席を並べていたことがあったのですが、彼らが談笑している中にいると、確かに日本語には絶対にないような発音が飛びかっていました。
そして、中国語の学習をはじめたときは、すでに違うプロジェクト(仕事で)になっていて、近くに中国人はいませんでした。ですので「あの、聞いたこともない発音をどうやって習得しようか」と考えていました。
NHK の「テレビで中国語」を毎年比較しながら見続けます
当時は、毎日平均して 22 時までは仕事をしていたため、中国語教室に行くこともできませんでした。そこで、できることからやろうと NHK の「テレビで中国語」を録画して、空いた時間に見始めました。
「テレビで中国語」は 1 年ごとにキャストや授業内容が変わるのですが、たまたま見始めた年の授業内容が自分に合っていて、とても楽しく見ることができました。
それ以来、毎年見るようになっているのですが、発音の学習については、結果的にこの番組を見続けることがよかったのではないかと思っています。
具体的には
- 毎年、番組の構成は変わるが、発音学習の力の入れ方は共通して大きい
- 同じ発音学習でも、講師によって教える方法が違う(違う角度から解説する)
- 上記のように毎年違う角度や方法で発音の勉強ができるので、それまで気づかなかったポイントに気づくことが多い
- 日本人の生徒役と一緒に番組を進める中国人タレントも変わるので、同じ中国語でも耳にとって新鮮に聞こえる
ということを発見して、同時に体験していきます。
すると「わからないけど、何となく発音していた」言葉が「自然な口の使い方」で発音できるようになってくるようです。
同時に、最初に見たときは、見ただけで眠くなったピンインの母音、子音の一覧や声調記号も、ジワジワと体に浸透してきました。
まとめ
時間がない人からすれば、何年もかけて繰り返し見るなんて、気の長い話だとは思います。
でも、日本語を覚えるときでさえ、24 時間日本語に囲まれている環境で数年かけて覚えてきたことを思えば、やっぱりそのくらいの時間は必要なのではないかと思います。
最初の頃は、どうしても結びつかなかったピンインと実際の発音や四声が、年度が変わって違う視点から解説されると、するっと体に入ってくるような経験もしました。
どの国の言葉でも、長い期間継続して触れ続けることによって、ようやく体に馴染んでくるのだと思います。
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