毎日のようにリリースされる増える Web サービス、商品が翌日には届くネットショッピング、本や音楽のダウンロード、ネットって本当に便利です。
でも、それらを使うときには必ずと言っていいほどパスワードの設定が必要になります。
どんどん増えるパスワードをセキュリティの高さを保ったまま、出来るだけ簡単に管理する方法を紹介します。
目次
パスワードはどんどん増えていきます
ネットで使うサービスが増えるにしたがって、管理しなければならないパスワードが増えてきます。
ショッピングだけ考えてみても、Amazon で買うときはこのパスワード、Yahoo ショッピングではこれ、楽天ではこっち ・・・ 覚えるどころか、パスワードを考えるだけでも疲れてしまいそうです。
かといって、万が一漏れてしまったときのことを考えると全部同じパスワードにするのも怖いです。
ですので、面倒でも使うサービスごとにしっかりとしたパスワードを決めた方がいいのですが、覚えていられる数にも限界があります。
ひと手間加えて手帳にメモすれば OK
では、パスワードが増えすぎてしまって、覚えきれなくなったらどうするか?
手帳にメモ
します。
とりあえず手帳と書きましたが、パソコン上のメモソフトでもスマホのメモアプリでもかまいません。
でもパスワードをメモするなんて一番危険じゃない?と思うかもしれませんが、もちろんそのまま書くわけではありません。
ちょっと工夫するだけで安心してメモできるようになりますので、その仕組みを紹介します。
パスワードを手帳にメモするときの手順
最初に覚えやすいパスワードを 3 つ決めます
今回紹介する方法では、ここが一番手間がかかるところかもしれませんが、最初に決めてしまえば、この先はずっと使い続けることができますので、がんばって決めてしまいます。
一般的な “yYf3CsUj” とか “tHR5FDUa” などのパスワードでもいいのですが、やっぱり覚えるのが大変です(覚えられる方はもちろんそのまま使っていただければ OK です)。
そこで、覚えやすくて間違えにくいパスワードのつくり方を考えてみました。
パスワードの条件
- 先頭の文字は “1” 〜 “3” の数字
- 2 文字目からは好きな果物
- 最後の文字は大文字にする
上の条件で、1 番好きな果物から 3 番目に好きな果物をパスワードにします。
たとえば
1 つ目のパスワード “1suikA”
2 つ目のパスワード “2bananA”
3 つ目のパスワード “3mikaN”
こうすれば、自分だけがわかって忘れにくいパスワードを作ることができます。
もちろん、果物でなくてもいいし、最後の文字でなく 3 文字目を大文字にしてもいいです。自分が思い出しやすい条件にすれば OK です。
そして、一番重要なことですが
この 3 つのパスワードはどこにもメモしないで覚えておく
ようにしてください。
繰り返しになってしまいますが、覚えておくことができるように、できるだけ自分が思い出しやすい条件にすることをお勧めします。
メモにはパスワードの組み合わせを書きます
3 つのパスワードが決まったらさっそくパスワードをメモするのですが、そのままではなく
3 つのパスワードの組み合わせ*
をメモします。
*メモ紛失時の復旧の手間を軽減するために、同じパスワードの組み合わせは避けます。
ネットショッピングで使うパスワードを具体的な例で書いてみると
Yahoo 21
楽天 32
のようにメモします。
Amazon の “13” というのは、1 つ目と 3 つ目のパスワードの組み合わせ、つまり “1suikA3mikaN” がパスワードになります。
同じように Yahoo の “21” は “2bananA1suikA”、楽天は “3mikaN1suikA” になります。
パスワードの強度を上げたい場合は 3 つを組み合わせます。
Yahoo 213
楽天 321
こうすると
Amazon “1suikA3mikaN2bananA”
Yahoo “2bananA1suikA3mikaN”
楽天 “3mikaN2bananA1suikA”
となり、かなり強固なパスワードになります。
万が一メモをなくしてしまった場合でも大丈夫
滅多にないとは思いますが、メモをなくしてしまう可能性はゼロではありません。
しかしこの方法なら、なくしたメモを誰かに見られてもパスワード部分は 2 桁、または 3 桁の数字しか書いてありませんから悪用されることはありません。
また、自分がパスワードを使う場合でも 2 つ、または 3 つのパスワードの組み合わせを試せばいいので、メモを作り直すことが出来ます。
同じパスワードは組み合わせないという決まりを作っておくと
2 桁の場合は “12”、”13″、”21″、”23″、”31″、”32″
3 桁の場合は “123”、”132″、”213″、”231″、”312″、”321″
の組み合わせを入力していけば、どれかに当たります。
まとめ
ここ数年、つぎつぎと便利なサービスが始まっていますが、同時に管理しなければならないパスワードもどんどん増えてきています。
今回紹介したものは
- 覚えやすい 3 つのパスワードを決める
- 3 つのパスワードの組み合わせをメモする
という、とてもシンプルなものですが、手軽に使えてかなりのセキュリティを確保できるのではないかと思います。
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