1990 年代の後半、RICOH GR1 というカメラ(フィルムカメラです)と出会って、GR1 のシャッターが切れなくなるまで、いろいろな写真を撮り続けました。
RICOH GR1 というカメラ(7)ー GR1 で取り始めた頃の写真 ー
RICOH GR1 というカメラ(8)ー GR1 に少し慣れ始めた頃の写真 ー
今回は GR1 で始めて撮った紅葉と、お茶の郷という静岡県の金谷というところにある施設内の写真をアップします。
まずは、紅葉の写真です。
最初に日の出の写真を撮ろうと朝 4 時頃家を出たのですが、車で林道を走っているうちに日が昇り始めてしまいました。撮影タイミングを逃してしまうと慌てましたが、林道ゆえに車を止めるスペースがなかなかありません。
やっとのことで車を止め、 三脚を取りだして撮った写真です(すでにだいぶ日が昇っていますが・・・)。
周りもだいぶ明るくなり、林道を出て一般道を走っていると、徐々に美しい山肌が見えてきました。下の写真は、道沿いに鮮やかなもみじを見つけて、思わず撮った一枚です。
本格的な紅葉が 10 だとすると、この時はまだ 2 〜 3 くらいの状態でした。それでも朝靄がかかる山に、赤・緑・黄色の木々が混在している様子はとてもきれいでした。
撮影を終えて県道を下っていると、周りの緑から際立って浮いて見えるイチョウの木が目に飛び込んできました。この一本の存在感があまりにすごかったので、なんとか車を止めて撮影しました。
ただ、”進入禁止”の札が映ってしまったのが、本当に悔やまれます( Photoshop などで消すことはできると思いますが・・・)。
次はお茶の郷(静岡県島田市金屋町)に行ったときの写真です。
静岡県の名産である「お茶」をテーマにした施設ですが、静岡のお茶だけではなく、世界各国の「お茶の文化」をいろいろな視点から紹介しています。
下の写真のように、施設の中に外国の部屋を再現してあり、部屋の中には茶器を始め、テーブルや椅子なども置かれています(この写真の部屋がどの国なのかは忘れてしまいました・・・すいません・・・さらにブレブレですいません・・・)。
この写真も別の国のティールームだと思います。
露出測定が得意でない GR1 で、三脚もなく ISO100 のポジフィルムで撮影するという暴挙に出ましたが、何枚かはかろうじて手ぶれが少ない写真が撮れました。
こちらは展示されていたティーセットの一つです。周囲にこのくらいの光量があれば、なんとか手ぶれを抑えて取ることができました。
他の展示スペースには、昔の金谷や牧ノ原のお茶農家の様子を再現した大きなジオラマもあり、当時から静岡でお茶の生産がいかに盛んだったかをうかがえるようになっています。
この写真は、ジオラマの仕切りガラスにカメラを固定して撮ったので、ブレが少ないですね^^;
施設の外歯日本庭園になっていて、茶屋も隣接しているので、ゆっくりとお茶を飲みながらくつろぐこともできます。
なんか、GR1 で撮った写真の紹介というより、お茶の郷の紹介になってきたような気がします。
紅葉の写真を撮りに行ったのは、紅葉の時期の独特の雰囲気を GR1 がどう写してくれるのか、お茶の郷で撮ったのは、苦手な光量の少ない空間をどこまでとらえてくれるかを見たかったからでした。
両方のケースとも、撮ったときに感じていた「その場の空気感」を写してくれたものが何枚かあって、嬉しかったのを覚えています。
このブログにアップするために、GR1 で撮った写真を整理していると、当時の気持ちがよみがえってきたり、新しい発見がもあったりして、とても楽しい気分になります。
昔の写真をみる時間を定期的に作るといいかもしれませんね^^
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