外国語の勉強でネィティブとどこで出会うか?(2)

外国語

前回の記事「外国語の勉強でネィティブとどこで出会うか?(1)」では、英語のネィティブに会うために行った店を紹介しまた。

今回はちょっと書くのを躊躇しましたが、中国語ネイティブの店について書きたいと思います。

仕事が終わった後の 21 時過ぎに、飲みに行きがてら中国人ネイティブに会える場所をいろいろ探したのですが、結局「中国人パブ」という結論になりました。

それまで、中国人パブは一度も行ったことがなく、飲み仲間に聞いてもやはり未経験。
もうこうなったら飛び込むしかないと、目に入った中国パブだと思われる看板の店に入りました。

「いらっしゃいませー」という日本語(あたりまですね^^;)に迎えられて店内を見回してみると、店の作りは普通のパブと同じですが、いたるところに「テレビで中国語(NHK)」で見たことのある中国独特の飾り物がありました。

「欢迎光临」の文字、「喜喜(红双喜字)」の入った吊るしもの、BGM は中国の歌が流れていました。

女の子たちは半分くらいがチャイナドレス(「旗袍」といいます)で、あとは普通のドレスといった感じでした。

その店は女の子の「指名制」はなかったので、店のママがタイミングを見計らって女の子をチェンジしていくこともあって、帰りまでには数人の子と話ができました。

パブ4
話をしていて(日本語 8 割、中国語 2 割です・・・)

  • 女の子によって差はあるが、大抵は不自由なく日本語が通じる
  • 瀋陽(沈阳)の子が多い(店によって違うと思いますが)
  • 大連(大连)の子がいて、瀋陽の子と発音が微妙に違う

などに気づきました。

中国語を勉強していることを伝えると喜んでくれて話が弾み、中国と日本の習慣の違いとか、自分の地元のいろいろな話をしてくれました。

なごんできたところで、中国語練習をしようと思い、がんばって中国語で話をしようとするのですが、女の子によっては「日本語」で返ってきます。

多分、お客さんに気を使っているのだとは思いますが、一生懸命に中国語で話しかけたのに、日本語で返ってきたときは軽く凹みました。

中国語を勉強していることを再度伝えて話しかけてときは、さすがに中国語で返してくれたのですが、ネィティブが普通のスピードで話す言葉を理解するのは、超困難だということがよくわかりました。

何度か会話(になっていたかわかりませんが)を繰り返して痛烈に実感したことは

「まずは相手が喋っていることがわからないと始まらない」

ということでした。

よく、「語学は間違ってもいいから、とにかく恐れずに喋ること」ということを聞きます。

これは正しいのかもしれませんが、自分にとってはこの前に、「相手の話が聞きとれるようになる」ことの方が大事ではないかと思いました。

がんばって相手にしゃべってみれば、ちょっとくらい間違っていても相手は理解してくれると思います。

でも、それに対して相手が返してくれた言葉がわからなければ会話は成立しません。

今回の場合、相手は日本語がしゃべれるので、こちらが聞き取れていないなと思ったら日本語で返します(お願いすれば何度かは中国語で返してくれますが限度があります)。

これではいつまで経っても会話が上達しないなと思いました。

相手の話していることさえわかれば、多少間違えていても、身振り手振りも使いながら一生懸命しゃべって、会話が成立するようになると思います。

ですので、この経験以降、ヒアリングに力を入れるようになりました。

店がすいているときに始まる、女の子同士の会話などは特に耳をすまして聞いています(もちろん、彼女たちは了承済みですよ)。

現在は違う店に飲みに行くようになったのですが、最近、中国で育って日本語がほとんどしゃべれない「日本人」という子が入り、しゃべる方の練習が進んでいます。

お互いに「相手の言葉は半分くらいしかわからなくて、しゃべれるのも半分くらい」という組み合わせなので、ノートを使った筆談を併用しながら、ぎこちない会話をしています。

店のママや他の女の子たちも、ちょうどいいんじゃない?という顔で笑いながら見ています^^;

お酒も飲んでいるのですが、耳・口・手・頭をフルに使っているので、酔いも覚めていくような気もします。

今後、その子は毎日、他の客と会話をすると思いますので、あっという間に追い抜かれそうですが、できるだけ差をつけられないようにがんばって学習を続けたいと思っています。

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