GR1 で写真を撮り、パソコンに取り込んで整理して、気に入った写真をプリントアウトする。
前回の記事(フィルム写真(1)ー 撮った写真をどうやって見て、残すかを考えた ー)で書いたことを実現しようと、機材やアプリの調査に没頭しました。
目次
取り込みに必要な機器やアプリを調べ始めた
いろいろ調べていくと( 1997 年頃だったと思います)
- 業務用以外では Nikon の Coolscan という製品がいいらしい(光源が LED で発熱が少ないため、Coolscan という名前になったみたいです)
- Coolscan には LS-1000 と LS-2000 というモデルがある
- LS-1000 はストリップフィルムの場合、フィルムアダプターを使うと一度に最大 6 枚、マウントフィルムだと 1 枚ずつの取り込みになる
- LS-2000 は別売りのオートローダを買うと、マウントフィルムで最大 50 枚まで取り込める
- LS-2000 は取り込み速度も LS-1000 に比べて大幅に高速
- 写真加工アプリは Photoshop が主流
- 写真管理アプリはたくさんあるので、自分が使いやすい物を選べばいい
- 1 枚をフル解像度で取り込むと、圧縮なしで 25Mbyte 〜 30Mbyte になる
というようなことがわかってきました。
Coolscan LS-1000 と LS-2000
まず、考えたのが LS-1000 にするか LS-2000 にするかということです。スペック的には LS-2000 の方がいいに決まっているのですが、値段が高すぎます。
うろ覚えですが、当時の実勢価格は LS-1000 が 10 万円くらいで LS-2000 は 20 万円くらいしたように思います。
LS-2000 の場合、オートローダを付けると +5 万円位しまたが、これを付けないと LS-2000 を買う意味が半分なくなってしまいます。
Adobe Photoshop
さらに Photoshop は当時、安売りで 9 万円位、圧縮なしの写真をパソコンで管理・加工しようとすると、大容量のハードディスクとメインメモリの増設も必要になります(当時は今と違い、1Mbyte あたりの単価が凄く高価でした)。
Photoshop + LS-2000 で環境をつくろうとすると、合計で 50 万円近い額になってしまうことがわかり、普通の会社員がこれから始める趣味にかける金額としては大きすぎるように思いました。
悩んで決めたのは ・・・
悩みに悩んだのですが、これからずっとかかっていくフィルム代や現像代のことも考えて、断腸の思いで LS-1000 を選択しました(これが大きなミスだったのですが・・・)。
写真は外付け型
少しでも安くと思い、LS-1000 はパソコンの 5 インチベイ内蔵タイプを選び、友達数人で車一台で秋葉原にのりこみ、ハードディスクとメモリ、Photoshop を買ってきました。
そんな苦労の末、ようやく最初のフィルム取り込み環境ができました。
現在から見ると、性能的にはかなり見劣りもして、スキャンした画像の品質もそれほど高くはありませんが、当時は自分のラボができたようで本当に嬉しかったのを覚えています。
LS-1000 を使った取り込みや、その後の 2 台目のフィルムスキャナー導入までの経緯は、次の記事に書こうと思います。
・・・ 最近、記事を書く時間より、思い出している時間の方が長いような気がします ・・・
コメント