1990 年代の後半、RICOH GR1 というカメラが大好きになって、約 9 万円という当時のコンパクトカメラとしては破格の値段にもかかわらず購入してしまいました。
購入までの経緯は以前の記事、
RICOH GR1 というカメラ(1)ー 9万円のコンパクトカメラ ー
といった感じで、購入後にパソコン取り込みのために
フィルム写真(1)ー 撮った写真をどうやって見て、残すかを考えた ー
フィルム写真(2)ー 最初のフィルムスキャナを導入 ー
フィルム写真(3)ー 最初のフィルムスキャナ導入の結果・・・ ー
フィルム写真(4)ー 2台目のフィルムスキャナでやっと取込が起動に乗ったー
という紆余曲折を経て、ようやく GR1 で 撮影>パソコンに取り込み>整理>プリント というサイクルが軌道に乗りました。
この記事では GR1 で撮影を始めた頃の写真をいくつかアップしてみたいと思います。
自分が写真を撮るときは、単純に「残したいと思った空間をできるだけそのイメージのまま切り取りたい」という気持ちだけでシャッターを押しています。
ですので、写真撮影のいろいろなテクニックは全然なく、アングルの基本や常識もまったくわからないまま撮影しています。詳しい方が見たら、多分「うーん・・・」という写真も多いと思いますがご容赦ください^^;
サイズはすべて、横を 1000px に縮小してあります。
まずは GR1 を持って、最初に出かけた箱根で取った写真です。お店の方が硫黄が混ざった温泉の湯で温泉玉子を茹でているところです。
いやいや、露出不足でしっかり青かぶりしてますね^^;
このあたり、歩いているだけで硫黄の匂いがして、あちらこちらから湯気が立ち上っています。
ここで茹で上がる温泉玉子の表面は真っ黒ですが、皮をむくと、もちろんきれいな玉子が出てきてとても美味しいです(小袋に入ったお塩付きです)。
硫黄の匂いの中、もうもうとした煙があちこちに上がっている雰囲気だけでも伝わると嬉しいです。
箱根から近くの大室山に移動したら、富士山がとてもきれいだったので撮ってみました。
空・富士山・地面のどこに露出を合わせていいのかまったくわからず、とにかくシャッターを切っていたのを覚えています。
かろうじて富士山はなんとか写っていますが、下の地面が・・・はは・・・。
春間近だけど、まだまだ冬の気配が残っている空気の感じを撮りたかったんだと思います。
次は浜松のフラワーパークで撮った写真です。
当時の園内に入った最初の温室にあった蘭が綺麗で数枚撮りました。GR1 でどこまで寄れるかわからないままチャレンジしてみたような気がします(カタログ上の数字は知っていましたが実際に撮って見たかったんだと思います)。
温室の 2F から下を望んだ写真です。
温室内全体の緑がとても綺麗で、植物の生命力というか緑のパワーに包まれた感じがして、その雰囲気を撮りたいと思ったような気がします。
そのままですが、パインです。この写真は単純に「ほー、パインってこんな風にできるんだ!」と驚いて撮ったものです^^;
収穫してみたい衝動に駆られましたが、すぐ近くに「お手を触れないでください」という札がありました。多分、同じことを考える人がたくさんいるんでしょう・・・。
なんの写真かわかりずらいと思いますが、フラワーパークでたまたま休んだ休憩所の天井が、おもしろい模様だったので撮ってみたのを思い出しました。
もう、嬉しくて GR1 片手に何でも撮ってみようと思っていたようです。
当時、働いていた会社の駐車場で、偶然見つけた春らしいものです。
GR1 のオートフォーカス機能は、そんなに優秀な方ではなかったので、梅の花の位置に手を置いてピンとロックしてから撮ったりと、いろいろ苦労しました。
もう一枚、春らしいものを撮っていました。
自宅の裏に何気なく咲いていた菜の花(だと思います^^;)です。
雨上がりだったと思うのですが、黄色がパーッと目に飛び込んできて「撮りたい!」と思ってパシャっと一枚!
以上、かなり恥ずかしかったのですが、GR1 を持って撮り始めたばかりのころの写真をアップしてみました。
今後も少しずつ撮った写真を追加していきたいと思います。
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