Evernote を使ってあるテーマ( = プロジェクト)を進めていくとき、
- 専用のノートブックを作って、関連するノートを全部そこに放り込んでいく(ノートによる管理)
- ノートブックは作らずに、関連するノートにテーマ名のタグをつけて管理する(タグによる管理)
などの方法があり、それぞれ一長一短です。
専用ノートを作った場合は、2 つ以上のテーマで共有するノートをどちらに入れるかというルールを決める必要がありますし、タグ管理にした場合はタグを付け忘れると、最悪の場合ノートが行方不明になることがあります。
この 2 つの方法の短所をできるだけカバーして、+αのメリットが得られるような仕掛けができないかと考えました。
そして思いついたのが「アンカーノート」。
アンカーノートというのは自分の造語ですが、
「あるテーマに関連するノートをまとめる(つなぎ止めておく)ノート」
というイメージのノートです。
つくり方を簡単にいうと
- テーマについてのアウトライン・作業順序・検討事項・補足事項などを 1 つのノートにまとめる(これが「アンカーノート」になります)
- アンカーノート上で挙がった項目のうち独立したノートになりそうなものをピックアップして、その項目名をタイトルにした新規ノートを作る
- Evernote の機能である「ノートリンク」を使って、アンカーノートから独立した新規ノートへのリンクを張る
- その他、いろいろ集めてきた情報も参照資料として、ノートリンクとしてリンクを張る
といった感じです。
こうしておくと、そのテーマについて作業を始めるときは、最初にこのアンカーノートを見れば、全体を俯瞰できるため、すぐに検討に入っていくことができます。
そして 1 クリックで必要なノートの参照もできるので、ノートブックの中やタグのクリックで表示される一覧から探す必要もなくなります。
簡単なサンプルですが下のようなイメージです。
また、Evernote は、ノート内に他のアプリケーションで作成したドキュメントも埋め込むことができるので、XMind や Scapple、Excel などもこのアンカーノートに載せていけば、さらに使いやすくなると思います。
まだまだ、改良できそうな気がしていますので、そのときはまた記事にしたいと思います。
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