! 19 年前の記憶をもとに書いていますので間違いもあるとは思いますがご容赦ください^^;
Windows 3.1 の最後のセットアップディスクの読み込みが終わり、パソコンを再起動します。
BIOS 表示のあと、Windows 3.1 の起動ロゴが表示され、しばらくすると懐かしのプログラムマネージャが起動します。
Windows 95 のスタートメニューの時代からパソコンを使われている方も多いと思いますが、それ以前の Windows ってこんな感じだったんです。
プログラムマネージャの中に「メイン」、「アクセサリ」、「ゲーム」等々のグループがあって、ダブルクリックすると、それぞれのグループのウィンドウが開いて、アプリケーションのアイコンがその中に入っています(上図では「メイン」のグループが開いている状態)。
このグループウィンドウというのが少しやっかいで、プログラムマネージャの中で開くのはいいのですが、最大化ボタン「▲」をクリックすると、プログラムマネージャのウィンドウと一体化したように見えてしまうんです。
なので、使い始めたばかりの人は「他のグループウィンドウがなくなったー」と、よく大騒ぎしてしていました。
話がそれてしまいましたので、ドライバの設定に戻ります・・・。
当時の Windows( 3.1 以前)は、今のようにセットアップすると、自動的にパソコンに搭載されているビデオカードやサウンドカード(オンボードも)、モニタなどのハードウェアのドライバが設定される「プラグアンドプレイ(PnP)」にはなっていませんでした。
ですので、Windows をセットアップすると、最初はどんなディスプレイでも表示可能な最低限の画面が表示され、ハードディスクとフロッピーディスク(今はないかな)とキーボードだけが使えるという状態でした。
上のスクリーンショットが、640 x 480 ドットで16 色表示(いわゆる VGA 表示)になります。
ここから、Windows を実用的に使うために、自分で一つ一つ、ドライバを設定していくわけです。
思い出せるかぎり、設定したドライバをあげると
・ビデオカード(これでやっと、1280 x 1024 フルカラーが表示可能に)
・サウンドカード(当時はオンボードは少なかった)
・モデムカード(懐かしい)
・CD-ROM ドライバ(これは MS-DOS の config.sys かな、MSCDEX とかなんとか)
・プリンタ
・スキャナ(フラットベッドスキャナとフィルムスキャナ)
・SCSI カード(当時はこのカードから外付け SCSI ハードディスクやスキャナを接続していました)
・マウスドライバ(Microsoft マウスの全機能が使えるようになります)
・キャプチャカード(動画取り込みカードです)
・MIDI カード(ちょっとだけ、音楽もやっていました)
などです。
これらを、フロッピーや CD-ROM から読み込んで設定を行い、一つずつ認識させていくのですが、大抵は設定の度にパソコンの再起動が必要となります。
極端な話、Windows 3.1 のセットアップから数えると、完了までに数十回の再起動をすることになり、ここまでやると半日以上はかかります。
今、考えると、よく辛抱したなぁと思うし、これだけ再起動を繰り返して、よくパソコンが壊れなかったなぁとも思います。
これでやっと、「Windows 3.1」が使えるようになりましたので、次に自分が使っているアプリケーションのセットアップへ。
これも思い出せるだけあげると、
・Microsoft Office (バージョンは忘れてしまいましたが、フロッピーがたくさんあったと思います)
・Visio(フロッピーで 4 〜 5 枚くらい)
・一太郎(使ってたなー)
・EPSON Scan(フラットベッドスキャナのソフト)
・Nikon Scan(フィルムスキャナのソフト)
・MIDI アプリ( Roland だったかな)
・パソコン通信用アプリ
・動画取り込み&編集アプリ
・プリンタ付属アプリ
・画像編集ソフト
・画像管理ソフト
・・・・
まだいろいろあった気もしますが、きりがなくなってきたので、このくらいにします^^;
パソコンに MS-DOS を入れて、Windows 3.1 をセットアップ。
各種ドライバを入れて、いつも使用するアプリをセットアップ。
朝から初めて、全部終わったのが、夜 9 時過ぎだったように思います。
こうなると、パソコンを使うのが目的なのか、いじるのが目的なのか、よくわからなくなっていたような気もしますが、それでも楽しかったのを覚えています。
こうして、苦労してセットアップして、やっと使い始めたのですが、この数ヶ月先に Windows 95 の発売が待っていました。
次までに、Windows 95 の発売されたときのことを思い出しておきます・・・。
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