中学生の頃から、映画館で観る海外の映画は、日本語の吹き替えではなく、音声が英語の日本語字幕で見るようになりました。学校で英語の授業が始まったため、少しでも英語に慣れようと思ったからです。
見始めの頃は、映像を見ながら同時に字幕を読むという技(?)がなかなかできず、映画の内容に集中できなかったのですが、2 〜 3 本目くらいから自然に観賞できるようになりました。
その後、ずっと字幕入りで映画を観ているとおもしろいことが起こりました。
友達と映画の話をしているときに、見たシーンを思い出すと、字幕で見たはずなのに登場人物が日本語でしゃべっているのです。
読んだ字幕が、いつの間にか記憶の中で日本語の台詞にすり替わっている!
どうゆうことだろうと、その後の数年間は意識して字幕を見るようになったのですが、やっぱり同じでした。
人間の頭って、なかなか都合よくできてるなあ、などと変に納得していました。
しかし、社会人になって、英語の勉強を再開したのをきっかけに、少し字幕の見方を変えたところ、違った変化が起きました。
変えた方法というのは
「日本語字幕ではなく、英語字幕で見る」
という方法にしたことです。
変えた理由は、日本語字幕は翻訳者の感性がかなり反映されていて、オリジナルの映画が伝えたいことに変なフィルターが入るのが嫌だったことと、目で見る単語が実際にどう発音されているのかを勉強したかったからです。
この方法で見始めてからは、見たいシーンを思い出しても、登場人物がちゃんと英語でしゃべっている!ようになりました。
本当に人間の頭って不思議です・・・。
この頃から、少しずつですが、海外(英語)の映画をそのまま英語で観ても楽しめるようになってきたように思います。
今は中国語にチャレンジ中です!
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